よく聞くお話です。
私は福岡市から少し離れた北九州周辺でお客様に土地をご紹介することが多いのですが、郊外あるあるかと思います(^-^;
駅(電車やバス)が近くにないと、子供が高校生になったとき通学に不便ではないか?もしくは私達が老後になって車に乗れなくなったとき、電車がないと不便でないのか?
など将来の不安がでてきます!!
この質問に対する私の結論はこうです!!
必ずしも駅近に住む必要は全くないです!!
前提としてご夫婦様とも普段通勤で電車を使わず、自家用車とする場合です。
ちなみに私は都心より少し離れた郊外派です!
駅から遠い土地を買って大丈夫かな!?と心配されている方!
今からその不安を例を挙げて論理的かつポジティブに1つずつ消していきます(笑)
老後問題
まずは老後車に乗れなくなったとき問題です!!
こちらの記事にも記載しておりますが、老後の生活で車がなくても問題でない理由は、自動運転技術の発展と車は所有するものでなくなるからです!
今から家を建てる20代~40代世代の方が車に乗れなくなってしまうとしたら、あと40~50年後ですよね!?
「自動運転なんてまだまだ未来の話でしょ!?」
と思われる方も多いと思いますが、そんなことはありません!
もちろん未来のことは誰にもわかりませんが、10年後に自動運転の車が日本の車道を走っている可能性も十分にあります。
こちらの画像は地方部における2030年の未来像です。
出典:政府CIOポータル
少子高齢化がかなりのスピードで進んでいる日本では地方に住んでいたとしても、生活に困らないように自動運転移動サービスを使い公共施設や商業施設を移動できるようになります。
これが老後車が乗れなくなったとしても、心配されなくてもいい理由です!(^^)!
また、アメリカでは2030年にはマイカー所有率は80%減少するというデータがあります。
アメリカでは自家用車に変わって今ライドシェア(相乗り)が人気です。
ライドシェアの方が駐車場代もガソリン代も必要なく、維持費にお金がかかりません。
しかし残念ながら日本では相乗りを禁止しておりおります。(^-^;
リスク管理を徹底しすぎる日本では難しいかもしれませんね、、、
その代わり日本ではカーシェアの方が人気です!
カーシェアが広がると車を所有するという概念がなくなります。
この2点が老後、車がなくても生活不便を感じない理由です。
子供の通学問題
この問題もたくさんご相談頂きます!!
この質問に対する私の答えは、長い目で見たときわずか3年間です!!
具体的に子供が電車を使う可能性があるとしたら高校生のときですよね!?
仮に30歳のときにマイホームを建てて、90歳まで生きたとします。
マイホームに住む期間は約60年間です。
その60年間のうち何年間電車を使うでしょうか!?
会社の飲み会のときなどのごく一部の例外を除き、その60年間のうち子供が高校に通う3年間だけということであれば駅近の土地でなくても良いかもしれません。
もちろん子供のことを考えて土地を選ぶことは非常に大事ですので、全否定するつもりも全くありません。
しかし仮に子供が将来通学のため電車を使うということで、駅近の土地を買った場合と、郊外での土地を買った場合、それぞれ検討してみましょう!!
エリアにもよりますが、私が担当する北九州を例に挙げると主要駅まで徒歩10分圏内にある土地の坪単価は40万円します。
駅から徒歩30分くらい離れたところですと土地の坪単価は約20万円です。
仮に主要駅まで徒歩10分圏内にある50坪の土地を購入すると、土地代は2,000万円となります。
反対に主要駅まで徒歩30分圏内にある50坪の土地を購入すると、土地代は1,000万円です。
ここで土地代での差が約1,000万円生じます。
月々の住宅ローンで計算すると月々約30,000円です!
つまり子供が将来電車を使うことを考えて、住宅ローンの支払いを3万円上げてでも、駅近に住む価値を見出せるかどうかだと思います。
老後問題と一緒で将来のことはわかりませんが、子供が高校生になったとき、電車でなく自転車で通学できてしまったときには少し悔しが残りそうです、、
「このときのために駅近の土地を買って毎月3万円予算を上げて払い続けてきたのに!!!」となってしまいます。(笑)
私も娘が二人いますが、通学のこと以外に浮いたお金で教えてあげられること、体験させてあげられることがたくさんあると思います。通学のことももちろん大事ですが、その3年間くらい何とかなる!と思ってます!(笑)
その他の悩み
それ以外に駅が遠いことに悩む理由をいくつか紹介します。
将来的に資産価値が低くなる心配
この質問に関しての私の回答は、
売る前提であれば資産価値も考えて土地を選んだ方が良いと思います。
昭和モデルの話ですと、家は持つだけで資産価値が上がると言われてました。
しかし今では過去の栄光です。少子高齢化が進む日本では家を持つだけで資産が上がることはもうほとんどありません。しかしアメリカや欧米では土地も建物も資産価値は年々上がっていますね(^-^;
土地の資産価値は目減りがしにくいと言いますが、日本の家の価値は22年しかありません。
建物の資産価値について知りたい方はこちらの記事をご覧下さいませ!(^^)!
飲み会帰りのタクシー代
今はコロナの影響で飲み会もなくなりましたが、時々ご主人様からそのような言葉を受けることがあります!(^^)!
これに関しての私の答えは「ムダな飲み会へ行く機会が減りそうでよかったですね!(笑)」
これです!
世の中の旦那さんから怒られますかね!?(笑)
例えば飲み会に限らず、今皆様のお住まいの近くにコンビニがあったとします。
夜中喉が渇いたという理由で歩いてコンビニへ行き、ビールやお菓子を買うことってありませんか?
これは近くにコンビニがあることで、気軽に寄れてしまうコンビニの術中にまんまと私達がハマっているだけなのですが!(笑)
コンビニが近くになかったら、おそらく行かないと思います。
飲み会の話も似たようなもので、駅が近いとついつい飲み会に参加したりしたくなるものです。
飲みへいきにくい環境をつくってあげることで、本当に必要な飲み会を選んでいきましょう!!
そしてその飲み会の後は是非タクシーを使いましょう!その日だけは少しだけ贅沢してもいいのではないですかね!?!(^^)!
郊外に住むメリット
駅から離れた郊外に住むことで土地代を抑えることができます。
それによって得られるメリットをご紹介します。
- 住宅ローンを借りる額が少なくなるので、家計に優しい。
- そして家以外のことにお金をかけることができる。
- もしくは家にお金をかけることができる。
- 広い土地を買える可能性がある。
- すると平屋を建てられる可能性が出てくる。
- お庭でBBQをしてもご近所の人をあまり気にしなくてよくなる。
- 駐車場を3台以上止められる可能性が出てくる。
- 自然豊かな環境で子育てができる。
- 電車の音が気にならない。
メリットはたくさんです!(^^)!
まとめ
今回の話をまとめます。
老後問題に関しては、自動運転とカーシェアの時代がくるため、40~50年後は駅近でなくても生活に不便なことはないということ。
子供の通学に関しては電車をメインで使う高校生の3年間という期間に、どこまで土地にお金をかけるのか!?ということ。
そのほか資産価値に関しては、売る前提であれば考えた方がいいということ。
飲み会帰りのタクシー問題に関しては、ムダな飲み会へ行かなくてすむ!ということ。
今回は駅近でなくても良い!という考えで話を進めてきましたが、こういう考え方もあるんだな!と思って頂ければ幸いです。!(^^)!
全ての人が当てはまるわけでもなく、そうは言っても、駅近でないと、、、と思うこともあると思います!!
郊外に住むべきだ!と伝えたいわけでなく、皆様の生活スタイルや価値観によって探すべき土地のエリアは変わってくるかと思います。
土地探しに関する私の別記事です!!
是非ご参考に!(^^)!
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