こんばんは。
先日地元の花火大会に行ってきました(*^^*)
夜景と海を背景に素敵な花火が打ちあがりました!!個人的には福岡で一番の花火スポットだと思います。
ちなみに場所は福岡市東区香椎浜の花火大会です(^^)
さて、本題です。
突然ですが、
埋蔵文化財包蔵地って知っていますか!?
遺跡が埋まっている土地のことですか?
簡単に言うとそんなイメージです。
今回私が担当させていただいたお客様が埋蔵文化財包蔵地でマイホームを建てられたので、その経緯や注意点をご紹介します(^^)
今回の記事を読むと、
- 埋蔵文化財とは?
- 埋蔵文化財包蔵地で家を建てる際の注意点
- 埋蔵文化財包蔵地での実際の試掘調査
この3つのことがわかります。
ぜひ最後までご覧ください(^^)
埋蔵文化財とは?
土地に埋蔵されている文化財(主に遺跡といわれている場所)のことです。
埋蔵文化財の存在が知られている土地(周知の埋蔵文化財包蔵地)は全国で約46万カ所あり,毎年9千件程度の発掘調査が行われています。
埋蔵文化財包蔵地で家を建てる場合
まずは、、、
今回私のお客様のケースでは、その市町村の歴史民俗博物館の方が担当でした。
博物館のため役場とは違う場所にありました(;^ω^)
試掘調査が不要と判断された場合、
慎重な工事を行えば良いですが、
試掘調査が必要と判断された場合は、
家の工事を始める前に土地を掘削して
埋蔵文化財がその土地に埋まっていないか、
調査を要します。
事前に役所の方と今回家を建てる土地のエリアや
基礎工事を行う際にどのくらい土を
掘削するのか打ち合わせを行いました。
できれば何も問題なく家の工事を進めたいので、慎重工事という判断を願っておりましたが、
判決はいかに!!??
(役所の方)今回は試掘調査が必要になります。
ん!?
ん!!??
ということは!!???
調査の内容は!!??
期間はどうなる!!??
工事は!!??
どうなるの!!??
ドキドキしながら話を聞きます。。。
埋蔵文化財包蔵地で家を建てる際の注意点
具体的には、試掘調査に約2週間ほど時間を要するとのことで、もし試掘調査後、本掘調査が必要と判断された場合、
最大3か月ほど時間を要するとのことでした。
ん~~なるほど!!
本掘までいくと結構時間がかかりそうです。
できれば、試掘調査で何も出ないことを祈るばかり。。。
ちなみに調査費用はだれが負担するのだろうか!?
もしかしてお施主様!!??地主!!??
恐る恐る役所に方に聞いてみます。
聞くと、
調査費用はすべて役所負担とのことです。
よかったよかった(;^ω^)
そして、いよいよ試掘調査のときがきました。。。
試掘調査
良く晴れた快晴の日
いざ試掘調査を開始します。
ちなみに上の写真で売地の看板がある少し左に黒い岩のような見えますでしょうか!?
実は黒い岩の正体は古墳です。(笑)
この周りには古墳がたくさん転がっているとても希少価値の高い地域でした。
そりゃ~試掘調査は必要ですよね!(笑)
試掘調査当日
ショベルカーでどんどん削ります!!
そして掘削した後、調査団が調査を開始!!
いったい何か出てくるのか!!??
地主様も冷や汗ものです。(;^ω^)
すると、、ついに何か出てきたみたいです!!
遺跡や小判でも出てきたか!!??
これは、、、
まさか、、、
50年前のコカ・コーラ!!(笑)
出ました。これは正真正銘の埋蔵文化財!!
ではなく、、、ただのゴミです!!!(笑)
埋蔵文化財発見
気を取り直して再度試掘!!
ん!?
どうやらまた試掘の手を止めて、
何かを発見したみたいです。
見ると、ところどころ土の色が変わっているではありませんか!?
ぽつぽつ丸い穴が見えますね!!??
少し歪曲して地面の色が違っています。
これは何ですか!!??
(役所の方)これは竪穴式住居ですね。
えぇぇ~~!!!???
(私)竪穴式住居ですか!?
驚愕!!!
どうやらこの歪曲して色が変わったいる部分が竪穴式住居の壁面で丸い円の形になるとのこと。
ところどころある丸い形は竪穴式住居の骨組みだとか。
まさかそんな中学校の歴史の授業でしか習わなかったあの「竪穴式住居」の跡地を見ることができるとは、、、大興奮でした。(笑)
結果とまとめ
調査の結果、埋蔵金♡ではなく埋蔵文化財は出てきたものの、これ以上世界遺産級のものは出ないであろうということで、慎重に工事を進めていけば問題ありませんとのことでした(*^^*)
結局試掘調査は行いましたが、本掘まではいかなかったので、家の工事が無事に進むことができました。
どんな家が完成したのかまた次回ご紹介!
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