今回は資金計画についてのご説明です。
最近コロナの影響で銀行も住宅ローンの審査にシビアになってきております!!そこで少しでもお金に関する知識を深めて頂いてマイホームリテラシーを高めて頂ければと思います。!(^^)!
今回は住宅ローンの審査について車のローンを抱えている状態だとどのくらい借入金額が変わるのか?参考例に基づいてご紹介いたします。
あらかじめお伝えしておきますが、今回はご本人様の所得金額と車のローン借入額のみでのシミュレーションです。本来の審査は勤務先や勤続年数、金融機関、その他の借入等を考慮します。基本的な考えに基づいてお話していきますので、詳しくは個別にご相談下さいませ!(^^)!
モデルケース
こちらのモデルで試算してみます。試算する銀行はフラット35です。フラット35とは住宅金融支援機構のことで、有名な住宅ローン借入先の1つです!
では車のローン含め、現在何も借入関係がない前提で試算してみます。ちなみに借入関係とは車のローン以外ですとクレジットカードのリボ払いや、家電や高級時計、エステサロンなどの分割払い、消費者金融、銀行のフリーローンなどが該当します。余談ですが、その借入関係を3ヶ月ほど支払いが滞ったり支払いが遅れると住宅ローンの審査が通らなくなる可能性が高くなります。1回払い遅れたとしてもすぐに払ってしまえばほとんど問題はないです。
年収が500万円の場合、フラット35で住宅ローンの審査を行うと、、、
〔出典:フラット35〕
約4,670万円です!
次に車のローンがある場合です。
月々35,000円のカーローンの支払いをしていると、こうなります!!
〔出典:フラット35〕
借り入れ金額は約3,550万円です!
ここで学んで頂きたいことが2つあります!
この2つです!
誤解されないように初めにお伝えしておきますと、35年ローンで年収の9倍は借りすぎです!もちろん、貯蓄がしっかりとある方、共働きの方、親から援助がある方、その方の資金背景によりますが、きちんと返せる額を把握しておきましょう!借りられる額と返せる額は違います!
余談ですが、自分達が返せる額を把握するためにはファイナンシャルプランナーによるライフシミュレーションがオススメです!まずはファイナンシャルプランナーに相談をして自分達が毎月いくらの住宅ローンの支払いであれば、老後の資金も準備でき、教育費も払っていけるのか、きちんとシミュレーションをしてくれます!
計算方法
モデルケースに基づいて、皆様がいくらの住宅ローンを借り入れすることができるのか簡易的ではありますが計算してみましょう!
まず皆様が何も借入がない場合です。
計算式は【年収】×【30%or35%】÷【12か月】÷【3,120円】×【100】=借入金額 となります。
【30%or35%】は年収が400万円未満の場合は30%、400万円以上ですと35%で計算します。これは返済比率といって年収によって年間で借り入れすることができる額を計算するものです。
【3,120円】は100万円当たり金利1,62%で借り入れした場合の月々の支払いです。
恐らく何を言っているのかわからないかと思いますので、この数字は暗記するだけで大丈夫です!
先程のケースを当てはめると500万円×35%÷12ヵ月÷3,120×1,000,000=46,741,453円となります。
上の表とほぼ等しいですよね!?
続いて車のローンが月々3,5万円あるケースです。
この場合の計算式は【年収】×【30%or35%】ー【年間返済額】÷【12か月】÷【3,120円】×【100】=借入金額 となります。
例えば月々3,5万円車のローンを支払っているのであれば年間返済額は3,5万円×12か月=42万円となります。
つまり当てはめますと、、、
500万円×35%-42万円÷12ヵ月÷3,120×100=35,523,504円となります。
是非一度皆様も自分達が借り入れできる額を計算してみましょう!
まとめ
こちらの計算式はフラット35での場合です。
私が勤務しております福岡県にある地方銀行では先程の【3,120円】の値が3,600円~3,800円辺りが多いかなという印象です!つまり計算して頂くとおわかりになると思いますが、地方銀行の場合借り入れできる金額はもっと少なくなります。
このことを踏まえて無理のない返済計画で進めていきましょう!
如何でしたでしょうか?
少し難しかったかもしれませんが、今回は変動金利や固定金利などの金利などは触れずにシンプルに今から住宅をお考えになる方向けに要点だけを伝えてご説明させて頂きました。すでに知識がある方からは補足説明を求められると思いますが、今回はご了承下さい!
少しでも皆様のマイホームリテラシーを高めて頂いて、失敗しない住まいづくりを目指して頂ければ幸いです!
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