今回はちょっと難しい内容になるかもしれません(^-^;
ですが、最後までお読み頂くと家づくりの本質を知ることができると思います。
住宅における価格と価値の違い皆様はおわかりになりますでしょうか?
まず価格と価値という単語をわけて考えていきます。
価格はわかりますよね?価格は日本では”円„という単位にて表記しますので、非常にシンプルです。では物の価値とはどうやって決まるのでしょうか?
例えば2,000円する本を買ったとします。価格は、、、もちろん2,000円ですよね?
ではその本の内容が美容についての本だとします。
その本の価値はいくらでしょうか?
女性の方からするとその本には2,000円の価値があったり、それ以上もしくはそれ以下かもしれません。しかし男性の方からするとその本の価値は0円かもしれませんよね!?
つまり物の価値とは数字では表せません。文字通り価値とは「価値観」その人の考えや意志によって物の価値が決まります。
ここまでの話を踏まえて住宅に対する価格と価値の違いについて考察していきたいと思います。
資産価値とは!?
家の価値を具体的な数字で表すとき「資産価値」という言葉があります。
住宅の資産価値は築年数によって年々目減りしていきます。
このことを減価償却と言います。木造住宅の場合、築22年経つと家の価値は0円になると言われています。ちなみに重量鉄骨メーカーの場合築34年で0円になります。
大手ハウスメーカーの場合、木造でも鉄骨でも資産価値を長く保つことができるスムストック査定というものがあるのですが、今回説明は割愛します。ご興味ある方は下記リンクからご覧下さい(*^^*)
一般社団法人 優良ストック住宅推進協議会「スムストック」 (sumstock.jp)
この資産価値を価格で言い表すとしたらこの指針も間違いではないかと思います。
しかし住宅というものは奥が深いものです(^-^;
住宅業界には大手ハウスメーカーと総称されるメーカーもあれば、逆にローコストメーカーや〇〇工務店など数え切れないほどの住宅会社が存在します。
大手ハウスメーカーとローコストメーカーに同じような間取りをお願いしたとしたら、価格は何百万円、下手したら1,000万円ほど変わってくることもあります。
何がそんなに違うのでしょうか?
これを1つ1つ丁寧に説明できる人は住宅業界に精髄している人でもいないと思います!
それは、冒頭でもお話したように物の価値は数字では表せません。
その人の価値観で家の価格が決まります。
ですので、これからマイホームを購入しようとされている方は是非価値の部分に注力して考えていくと良いと思います。
では住宅における価値とは何か!?ここからは私の独断の偏見と持論を用いて説明していきます。(笑)
付加価値とは?
価値の中に付加価値という言葉があります。住宅における付加価値とは私の中で大きくわけると2つに分類されると思います。
それが幸福度追求への付加価値とリスクマネジメントへの付加価値
この2つです。非常に大事な言葉ですよ~~!!!!!
例えば今このブログやインスタをご覧頂いている方はおそらく今マイホーム計画中の方が多いと思いますが、ブログやインスタで情報を得ている理由は何でしょうか?
①どんな家にしようかイメージをつくるためでしょうか?
②マイホーム計画で失敗しないためにでしょうか?
初めの①が幸福度追求への付加価値、②がリスクマネジメントの付加価値です!
まだ少し分かりにくいかと思いますので、1つずつ説明していきます。
幸福度追求への付加価値
家づくりは自己満足の塊です!
ダイニングキッチン、トイレ洗面、お風呂、部屋が2つほどある25坪の家でも家族4人で生活はできます!
しかしマイホームを考える際、例えばリビングは広く欲しい、シューズクロークが欲しい、駐車場スペースは3台欲しい、お庭は広く欲しい、和室が欲しいなどなど
これらは大小ありますが、ほとんどが自己満足の領域です!これらを否定するつもりは全くありません。
むしろこれらがマイホームの醍醐味であり、なくてはならないものだと思います。
さらに、ハウスメーカーも他社との差別化を図るため様々な付加価値を提供しております。
例えば全館空調、無垢床、天井の高さ、床暖房、太陽光発電などです。
価格をメインに勝負しているのは、建売業者さんや工務店さんですが、ハウスメーカーは差別化含めた付加価値を提供することで、お客様の満足度を高めております。
しかしこれらの付加価値にお金をかける人は皆様バラバラです!
例えば床暖房を設置するのに10万円ならつけてもいいかな!?と思う方もいらっしゃれば、100万円かけてでも床暖房はつけたい!という方もいらっしゃいます。
これが幸福度追求への付加価値です!!
必ずないと生活できないわけではないですが、それだけのお金を払ってもいいという価値を自分達で見出い、そこで初めて物の価値に値段がつきます。
リスクマネジメントの付加価値
では次に住宅でのリスクとは何でしょうか?
建物だけのリスクで考えると、地震による家の損傷、大雨による氾濫や浸水、シロアリ、雨漏れ、家の傾き、老朽化による経年劣化。
生活面でのリスクは住宅ローン支払いへの滞り、家庭や仕事の事情によりマイホームの売却など。
言い出すとキリがありませんが、何かあったときのための備えとして考えておくべきなのが、リスクマネジメントの付加価値です!
このリスクマネジメントの付加価値にどこまで価値を見出せるかが1つのポイントです!
例えると生命保険のようなものです!
生命保険も万が一、一家の大黒柱が倒れたりしても残された家族に安定した生活を送れるように入っておくものですよね?
そのために毎月保険料を払っていると思います。
住宅も同じです。
万が一大きな地震がきても丈夫な強い家を建て、雨漏れやシロアリがきても手厚い保証がある住宅メーカー選び、経年劣化が起きても外壁の塗り替えなどが不要な外壁材を選ぶなど、
多少建築費はかさみ、月々の住宅ローンの支払いは増えますが、安心を買うという価値観を持つことも必要です!!
また大手ハウスメーカーとなってくると将来的に家の売却となった場合でもスムストック査定というもので家の資産価値を長く保てるということもあったり、支払いが困難になった場合は残りの住宅ローンを全て肩代わりしてくれる魔法のような仕組みもあります。
かeせるオプション |移住・住みかえ支援適合住宅(家賃定額保障型) |一般社団法人 移住・住みかえ支援機構 (jt-i.jp)
かeせるオプションといいます(*^^*)
今回は話がズレてしまうので、割愛します。ご興味おありの方は是非ご覧下さいませ!
まとめ
安くていい家はありません!
冒頭にもお話したようにハウスメーカーの家と工務店の家では何百万円と金額差があります。そこで大事なことが幸福度追求への価値とリスクマネジメントの価値をどこまで見出せるかです!
幸福度追求への付加価値は満足度がより高まり、家の中が充実し、気持ちよく住宅ローンを払えるようになります!
逆にリスクマネジメントの付加価値は安心感が高まり、精神面で心が安定します。
地震がきても雨漏れしても心配ないね!というような安心感です!
そしてこれらの価値をどこまで見出せるかも人それぞれの価値観次第です!
私個人の意見としてはまずはリスクマネジメントの付加価値を先に見出せすことが先決かなと思います。というのも幸福度追求への付加価値はあとからどーにでもなります!(笑)
幸福度追求への付加価値について下記リンクでも記載しております。
賃貸派?持ち家派?大事なことは○○の価値観
要はリスクマネジメントの付加価値を重要視するのか、二の次三の次なのかによって見るべきハウスメーカーも変わってきます!
是非皆様にとって安心感と満足感を得られる価値観を見つけて、納得のいく住まいづくりを目指して頂けたら幸いです(*^^*)
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