前回の続きです。
前回2030年には以下の5つのことが起こり得るかもしれないとご紹介させて頂きました。
- リビングにテレビを置くという概念がなくなる
- 南側にリビングを持ってくるという概念がなくなる
- 駐車スペースは各家庭1台になる
- 和室の文化は完全になくなる
- 家事動線という言葉は死語になる
今回は3.駐車場スペースは各家庭1台になる!
という話についてご紹介させて頂きます。
駐車場スペースは各家庭1台になる
これは何故だかおわかりになりますでしょうか?
これは自動運転の技術が発展していき、車を所有するという常識が変わってきているからです。
有名なトヨタ自動車の社長である豊田社長の話によると、すでに自動運転の技術自体はほぼ出来上がっていて、倫理的な問題以外すでにクリアしているとのことです。倫理的な問題とは例えば自動運転で車を走らせていると、右から小さな子供が飛び出してきて、同時に左からおじいちゃんが飛び出してきたとき、車はどっちに曲がるのか?という話です。
アメリカなどの海外では自動運転に向けてのインフラ整備を着々と整えておりますが、リスクを恐れる日本ではすぐに自動運転へ移行するかどうかはわかりません。
しかし今後自動運転を日本でも取り入れていくとなると、家に車を置いておくということはなくなります。ではどうやって車に乗るのかと言いますと、車を呼びます!!!すると無人の車が家の前まで来てくれます。
本当ですよ!(笑)
実際に東京オリンピックでは選手村に運転手がいない無人の自動運転バスを走らせる予定です。
名前はepalette(イーパレット)
可愛い名前ですね(*^^*)
〔出典:トヨタ自動車(株)〕
そしてどこから無人の車が来るのかというと、まずは今各地に点在する車のディーラーから来ます。
つまり今から車のディーラーは車販売のお店ではなく、駐車場スペースとして活用していきます。そしてディーラーだけでは土地の広さが足りないので、今からその動きに伴って、立地の良い土地の争奪戦が各ディーラーで始まります。立地が良くスムーズに自宅まで車を運んでくれるディーラーが勝つ時代に入っていきます。
少し話がそれましたので、家の話に戻します。
いきなりですが、ここでクイズです!!
駐車スペース1台を止めるのに必要な敷地の広さは何坪だと思いますか?
正解は約5坪です!!
つまり今駐車場スペース3台は欲しいな~というご要望がございましたら、駐車場スペースに約15坪の敷地が必要というわけです。
しかしこれが自動運転の発展により、せめて駐車場スペース1台で大丈夫となると10坪分敷地の広さを削減できるかもしれません。10坪分敷地の広さを削減できると仮に地域にもよりますが、今お住まいエリアが坪単価30万円の土地代であるとすると10坪×30万円=300万円も土地代を削減できます。
そうすると選べる土地の広さや住む場所も変わってくるのかもしれませんね!!
ちなみに時々私がお客様とお話している中で、土地をどこのエリアを探そうか!?と話をすることがあります。その中で、「ここのエリアは近くに駅がないから嫌です」と言われることがあります。私が「通勤は電車なのですか?」と伺うと「老後車を乗れなくなったときに移動手段がないから、、、」とおっしゃいます。
今までの話でピンとくるかもしれませんが、絶対に数十年後には自動運転の時代がきてます!(笑)
そのご心配はもう不要です!ただでさえコロナで郊外に家を建てる方が増えてきているため、自動運転の波は必ず来ると思います!
まとめ
自動運転の話をするとまだまだ先の話でしょ?
と思われる方も多いと思います。
ですが、ITの発達とコロナの影響により、この2021年から2030年に向けて世界は急加速で進化していきます。
私も最近時代の変化のスピードが速すぎてついていけなくなります!
自動運転の発達によって、土地選びや間取りも変わってくると思いますので、是非一度先のことも見据えてご検討されてみて下さい!
次回は和室が完全になくなる話と、家事動線が死語になるについてです!(^^)!
今回の記事を参考にした本です。
2030年:すべてが「加速」する世界に備えよ [ ピーター・ディアマンディス ] 価格:2,640円 |
コメント